DAINASHI YESTERDAY

Web集客は「毎日コツコツ」が成功のカギ

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ここにAさんとBさんという中小企業経営者の2人がいます。

2人は自社商品・サービスの売り上げを伸ばすために、Web集客に取り組むことにしました。2人が以下のような方針でブログを運営した場合、早く成果を上げるのはどちらだと思いますか?

Aさんの場合
  • 他人を笑わせるのが大好きなので、他人が面白がるような内容の記事を書く
  • ネタを見つけるのに時間がかかるため、ブログの更新頻度は月数回程度
  • ネタフリからオチまで書くので、記事のボリュームは平均5000文字程度
  • Facebookでは友達が何千人もいるので、そこから拡散を狙う
  • 自分の主張・考えを他人に伝えるためにブログを書いている
  • 量より質で勝負
Bさんの場合
  • 自社商品・サービス関連のユーザーのニーズのありそうな情報を記事にする
  • 更新頻度は毎日または週2・3回
  • 記事のボリュームは1500~2000文字程度
  • 自社商品・サービスに関心がありそうなユーザーを集める
  • ユーザーにとって役立ちそうな情報を発信する
  • 質より量で勝負

この場合、間違いなくBさんの方が早く成果を上げます。さらにAさんは、下手すると永久にWebから売上を上げることはできないかもしれません。Web集客で着実に結果を出したBさんとただのおもしろブログ運営者のAさん。

2人の間の違いを見ていくと、Web集客成功のヒントが見えてきます。

瞬発力より継続力がモノを言う世界

Aさんは思いついたときにブログを更新するスタイル。それに対し、Bさんは毎日コツコツと更新を続けるスタイルです。2人の成果の明暗を分けた最大の理由はここにあります。

Web集客には検索エンジン、ソーシャルメディア、口コミサイト、相見積もりサイトなど様々な方法があります。その中で資金力の乏しい個人事業主や中小企業が、潤沢な資金を持つ大企業を渡り合うには、検索エンジンからの集客がもっとも重要になります。

ということは、ユーザーが検索エンジンで情報を検索したときに、あなたのブログが検索結果に表示されなくてはなりません。あなたはもしかしたらブログに新しい記事を書いたら自動的に検索結果に表示されると思っているかもしれませんが、それは違います。

世の中には、検索エンジンに認識されてさえいないブログやWebページが山ほどあるのです。ではその中で、検索エンジンにあなたのブログの存在を知らせ、検索結果に表示させるにはどうすればいいのでしょうか?

その答えが、「ブログの更新頻度を上げる」ということです。

検索エンジンがあなたのブログを評価する基準はいくつもあると言われていますが、その中でも特に重要だとされているのが「更新頻度」です。

更新頻度が高いブログは、それだけ継続的に鮮度の高い情報を発信していると考えられ、検索エンジンが「新しい情報は更新されていないか」と常にチェックに来てくれるようになります。

その結果、あなたのブログの各記事が検索エンジンに存在を認識され、検索結果に表示されるようになるのです。

そこでもし、あなたが1か月に数回とか、もしかしたら数か月に1回しかブログを更新しなかったらどうなるでしょう?

世の中には更新頻度が高いブログやウェブサイトは膨大にあります。検索エンジンはそれらのサイトをチェックするのに大忙しです。そんな中でたまにブログを更新したところで、見にきてさえくれません。

その記事にたとえ価値のある情報が書かれていたとしても、検索エンジンに存在を知られていなければ誰の目にも触れることはありません。そんな記事に、価値があるでしょうか? 私はまったく価値がないと思います。だって、誰も見ないのですから。

自分の言いたいことよりユーザーの知りたいこと

更新頻度が上がらないのには、ちゃんと理由があります。それは、ブログやウェブサイトを「自分を表現する場所」だと捉えているからです。

趣味でやっているブログであれば、それでもかまわないでしょう。検索エンジンからユーザーが訪れなくても、あなたが実際に会った人にブログのURLを書いた名刺でも渡しておけば、そのうちの何人かは見に来てくれるかもしれません。

しかし、ブログやウェブサイトをビジネスに活用するのであれば、それを自己表現の場と捉えるのではなく、広告媒体・営業ツールと考えなくてはいけません。

お客さんにとってあなたの考え方や主張よりも、あなたの商品がお客さんの問題解決に役立つのか、商品を使うことで得られるメリットは何かといった情報の方がよっぽど重要なわけです。

あなたの考えを発信することが無意味だとは言いません。しかしそれは、ブログにユーザーが訪れてはじめて意味を持つものです。そのためには、自分の主張より先に、ユーザーの知りたい情報を発信することが重要になるのです。

そしてそのことが、結果としてブログの更新頻度を上げることにつながります。なぜなら、あなたの主義・主張は数個、多くても数十個なのに対し、ユーザーの求める情報には限りがないからです。

自社の商品・サービスに関心のありそうなユーザーにニーズのある情報を継続的に発信する。そうすることで検索エンジンの助けを借りてユーザーにあなたのブログを見つけてもらうことができるようになります。

ソーシャルメディアの落とし穴

「ソーシャルメディアを使えば、一夜にして数千・数万のアクセスを獲得することができる」「これからはSEO(検索エンジン対策)ではまくSMM(ソーシャルメディアマーケティング)の時代だ」という話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、個人事業主や中小企業がWebで集客しようと思うのなら、まず攻めるべきは検索エンジンです。

理由はいくつかありますが、もっとも大きな理由はソーシャルメディアでは常に最新の記事しかユーザーの目に触れないこと、ソーシャルメディアで拡散される(バズを起こす)にはそれ相応のクオリティが必要になること、この2つです。

ソーシャルメディアでバズを起こすには、面白い・刺激的・感動するなど興味を引くもの、大勢の人に役立つ・ためになる情報である必要があります。あなたは会社での他の業務をしながら、それらの条件をクリアする記事を頻繁に更新し続けることができるでしょうか?

中には、自分でやったこともないようなITコンサルが「ソーシャルメディアを使えば検索エンジンに頼らずとも、ほんの数記事で大量のユーザーを集めることができる」というような聞こえのいいことを言うかもしれません。

しかし実際には、ソーシャルメディアをマーケティングに活用するには、それこそプロレベルの知識と技術が必要になります。プロが様々な分析をして戦略を立てても失敗することもあるソーシャルメディアマーケティングを、あなたは会社での他の業務の手を抜かずにやり抜く自信がありますか?

質より量で検索エンジン対策を制す

Web集客において、質と量のどちらで勝負するのが効率がいいかといえば、それは圧倒的に「量」です。

「質」で抜きんでるにはプロレベルの技術・知識・経験が必要になります。(自称「プロ」でもその力がない人間がコンサルを名乗っている場合がありますので注意してください)

その点「量」で勝負するなら、もちろん一定以上の質は必要になりますが、高いライティング能力や取材力が必要になるわけではありません。ただ、意味が通じる文章が書ける、言いたいことが伝わるレベルでいいのです。

そして「量」にフォーカスすることのもう一つのメリットが、「量」をこなすと必然的に「質」が上がるということです。「量質転化」という言葉があるように、数を積み重ねることであなたのスキルが磨かれるのです。

はじめから質の高い記事を書こうとすると書き上げるまでに膨大な時間をロスしますが、数をこなすことでより容易に高品質な記事を量産できるようになるのです。

だからこそ、まずは質にこだわらずにひたすら書く、ということが大切なのです。

質が高ければ、検索エンジンから高評価を受け検索結果の上位に表示されるというのは事実でしょう。しかし、それよりなによりもまずはブログの存在自体を検索エンジンに知ってもらわねば、多くのユーザーに知ってもらうことなどありえないのです。

検索エンジンに知ってもらうには、まずは量です。「ここにたくさん情報がありそうだ」と検索エンジンに思ってもらうことで、定期的に検索エンジンにチェックしてもらえるようになります。

そして、そうやって量をこなすうちに、自然とブログを書く技術が磨かれていきます。あなたの書く記事のクオリティが上がっていくのです。そして、最終的には量も質も兼ね備えたブログが出来上がり、そのときにはなかば放置していても勝手にブログが集客してくれるような状態にすることができます。

安定的な集客を見込めれば、自営業者・中小企業にとっては大きなメリットになります。少ない人員で活動しているからこそ、自動化できるところは自動化していくことが重要です。

そして、集客・営業に人員や時間を割かなくてよくなれば、自社商品やサービスのクオリティをさらに高いものにする資金・時間を手に入れることができ、結果としてよりお客さんを喜ばせることができるようになるのです。

個人事業者・中小企業こそ、Web集客が大事です。まずは定期的にブログを書く習慣からつけていきましょう。

photo credit: Memento Amore Brussels Attacks via photopin (license)

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