DAINASHI YESTERDAY

ウェブサイトを成功させるために

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ここまで、コンテンツの作り方、ウェブサイトを作るための言語、デザインのコツや注意点、そして実際にサーバーにアップロードして公開する方法について一通りお話ししてきました。

これまでの流れに沿って作業していけば、一応はあなたのウェブサイトを完成させることができます。しかしよく言われることですが、ウェブサイトは完成させてからが本当のスタートです。

ウェブサイトを制作するには、それなりの時間と労力がかかります。そのため、ウェブサイトが完成した段階でホッとしてしまい、その後は半ば放置で開店休業状態、というパターンが非常に多いです。

実際ほとんどのウェブサイトがこのような状態なので、収益など上がるはずがないのです。ウェブサイトの目的は完成させることではなく、あくまでそこから収益を上げること。完成は過程にすぎません。

ウェブサイトは運営しなければ意味がない。多くの人は頭では分かっているのに、実際にはなかなか運営を継続していくことができません。

ここでは、そうならないための考え方と、具体的な運営方法についてお話ししていきたいと思います。

業者に頼らず自分で作る!初心者のためのウェブサイト制作ガイド【全10回】


ウェブサイト運営の基本は継続的な情報発信

そもそも、ウェブサイトの運営って具体的に何をするのか? ということですが、基本的には継続的に情報発信をしていくことだと考えてください。

ネットショップの場合にはサイト上の商品管理なども含まれますが、商品だけ登録しても有益な情報がなければユーザーは訪れてはくれません。やはり、あなたの経験や知識などを情報としてアウトプットすることが重要だと考えてください。

ブログは収益化のための必須コンテンツ

ウェブサイト運営の基本は情報発信。であれば、ウェブサイト自体を継続的な情報発信がしやすい構造にしておくことが重要です。その意味では、ブログは今やウェブサイト収益化のためには必須コンテンツだと言っていいでしょう。

もし予算や時間の関係でウェブサイトかブログのどちらかしか持てないという場合には、まずはブログを始めることをおすすめします。そしてブログから収益が発生した段階で、ウェブサイト制作を外注するなり自分で作るなりすればいいでしょう。

とはいえ、ブログなら何でもいいわけではありません。無料ブログサービスは基本的にSEOに弱く、検索順位が安定しない傾向にあります。また、将来的にブログが大きく育ったとしても、いつまでもアカウント削除などのリスクがつきまといます。

そのため、ブログをやるなら自分でサーバーを借りて、WordPressなどのCMSを利用するようにしましょう。

※やむを得ず無料ブログサービスを利用するときは、最低でもはてなブログなどの独自ドメインを使えるブログを利用するようにしましょう。そうすればアカウント削除のリスクは避けられませんが、SEO上の効果は期待できます。

まずはブログを書きまくる!量質転化の法則

「量質転化」という言葉を聞いたことがないでしょうか?

数をこなすことで次第に質も上がっていく、そして質が上がればより数をこなせるようになるという法則です。

はじめから文章をうまく書ける人なんていません。「自分は文章を書くのが苦手だから…」という人がいますが、苦手なのはその人だけではなく、みんなそうなのです。

他人を感動させたり、分かりやすい文章を書ける人は、たんに過去にそれだけ文章を書いてきたにすぎないのです。ですから、まずは上手下手など気にせずに、ひたすら書きまくりましょう。

はじめは1つの記事を書き上げるのに何時間も掛かってしまうかもしれません。でも、それでいいのです。はじめから速くうまく書ける人なんていません。分からないことを調べたり、言葉の意味を調べたりしながら書くことで、あなたなりの表現や語彙力が付いてきます。

そうすれば、記事のクオリティは必然的に上がっていきますし、1記事を書き上げる時間もどんどん短くなります。まさに量質転化の法則ですね。

ただ、はじめは質を(あまり)気にすることはありませんが、スピードは意識するようにしてください。

現在の自分が1記事(または何文字)書き上げるまでにどれくらい時間が掛かるのかを把握しておくことで、スケジュールを立てやすくなりますし、自分のスキルの向上が分かるため、モチベーションの維持にもつながります。

ウェブサイトに完璧を求めない

ウェブサイトの運営を続けていくためにもっとも大事な心構えは、「ウェブサイトに完璧を求めない」ということです。

特に見栄えの部分とかアニメーションの動きなどに執拗にこだわってしまうのは、時間の浪費につながるため注意が必要です。またコンテンツも、完璧を求めすぎるとなかなか文章を書く手が動かないというようなことになってしまいます。

ウェブサイトのメリットとして、完成後も修正・改善を繰り返していけるという点があります。「もっといい表現があるのでは?」と思うときでも、とりあえず思いついた言い方で書いてしまう方がいいでしょう。そして、よりいい表現が思いついたら段階で文章を修正するとかする方が収益化までの時間を大きく短縮できます。

また、画像や動画を追加することでよい分かりやすくなることもありますので、どうしても言葉で説明しづらい内容などのときは図を入れたり手順を動画で説明するなどの方法も検討してみてください。

下手はより複雑に、上手はよりシンプルに

毎月数十万PV(ページビュー)を集めていたり、アフィリエイト報酬だけで数十万円、ときには数百万円以上の収益を上げているようなウェブサイトは、驚くほどデザインがシンプルなものが多いです。

余計なところをゴテゴテ飾ると、ユーザーの目はいろいろなところに散ってしまいます。そのため、成約につながる要素へ効果的に誘導することができません。

ウェブサイトで収益をあげられる人はそのことが分かっているため、無駄な装飾は極力排除し、伝えたい情報をより効果的に伝えるためにシンプルで見やすいデザインに行き着くわけです。

私が先輩のデザイナーに言われた言葉で「下手はより複雑に、上手はよりシンプルに」というものがあり、いまだにそれが私の中で一つの指針になっています。

ウェブサイトの構成や掲載するコンテンツを考える際、はじめはやはり「盛る」作業が必要になります。しかし、アイディアが出尽くした段階で本当に必要なもの以外を「削る」作業を入れることで、より収益化にフォーカスしたウェブサイトを作ることができます。

「あってもなくてもいいもの」なら、捨てましょう。あれもこれもと盛り込むことが、必ずしもウェブサイトの成功につながるわけではないということを覚えておいて頂ければと思います。

成功する人はトライ&エラーを繰り返している

ウェブサイト制作に限った話ではないですが、はじめからやることなすことうまくいくことはありません。スタートの段階でできるだけのことをしておくことはたしかに大事ですが、なにもデータがない状態で予想したことがうまいことハマることの方が少ないと考えましょう。

ですので、公開したウェブサイトからすぐに収益が発生しないとしても落胆する必要はどこにもないのです。そこで「このウェブサイトは失敗だ」とあきらめてしまうのは、その先にある収益を丸々捨てることになってしまいます。

まず、今の段階でベストだと思える状態でウェブサイトを公開し、しばらく(少なくとも2~3か月)運営してみましょう。そうすれば、どのページにアクセスが多いのか(それとも少ないのか)とか、コンバージョン(成約)につながるボタンや広告のクリック率など、あなたのウェブサイトだけの貴重なデータが手に入ります。

そのデータをもとに、アクセスの少ないページを修正したりコンテンツの配置を変えたりというトライ&エラーを繰り返すことで、より収益をあげられるウェブサイトに育てていくことができます。

うまくいく人は行動が早い

うまくいく人は、このトライ&エラーを短いスパンで繰り返しています。絶えず修正・改善をしていくことで、収益化までの時間が大幅に短縮されるのです。

継続的にブログ記事を増やしていくことは大前提ですが、データも取らずに闇雲に更新していくより、データを取って問題点を洗い出しながら運営していくことで、より効率的に収益化させていくことができるのです。

ウェブサイトを収益化させるためには、より多くのトライ&エラーを繰り返すことが大事です。あれこれ頭の中で考えるよりも、実際に試してデータを取ってしまった方が話が早いのです。

立ち止まって考えれば、今ある材料からしか答えを導き出せません。しかし動きながら考えることで、常に信頼できる情報(=ウェブサイトを動かしたうえでのデータ)が手に入ります。

「こうかもしれない、それともああかもしれない」と悩むより、行動してしまった方が結果的に時間も労力も節約できるのです。

アクセス解析は必ず導入しよう

ウェブサイトのデータを取るために、アクセス解析は必ず導入しましょう。

現在では無料で高機能のアクセス解析サービスがたくさんありますが、できればGoogleが提供しているGoogle アナリティクスを利用しましょう。

他のアクセス解析でも精度が高いものはありますが、Googleアナリティクスでは

  • ユーザーがどんなキーワードで訪れたか
  • 最初にどのページにアクセスしたか
  • 新規ユーザーと既存ユーザーの割合
  • コンバージョン率とコンバージョンに至るまでのユーザーの行動
  • 滞在時間や直帰率※

などの詳細なデータを収集することができます。また検索エンジンを提供しているGoogleのサービスであること、Googleが提供しているウェブサイト管理者向けの他のサービスとも連携させることができることもおすすめする理由です。

※直帰率とは、最初にアクセスしたページからウェブサイト内の他のページへ移動せずに離脱してしまったユーザーの割合です。ページの情報が役に立たなかったり、ウェブサイトが使いづらかったりすると直帰率が高くなる傾向があります。

データを収集したとしても、そのデータ自体が信頼に足るものでなければ意味がありません。よく聞く話ではアメブロやFC2ブログなどの無料ブログサービスのアクセス解析ではアクセス数を水増ししているなんて噂もあります※。

実際にはどんなアクセス解析を使ったとしても確実に正確なデータが取れるわけではありませんが、それでもできるだけ信頼性の高いアクセス解析を利用する方が得策です。

※上記の理由から、やむを得ず無料ブログを利用する場合でも、ブログサービスに元からあるアクセス解析とは別にGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を導入するようにしましょう。

データなくして検証・改善なし!

先ほども言いましたが、ウェブサイトを改善していくためにはデータがなくては始まりません。根拠のない状態でアレコレ試してみるより、データを根拠に対策をした方がより成果を出しやすいのは言うまでもありませんよね。

できるだけ正確なデータを収集できるように環境を整えておき、そのデータをもとに検証・改善していくことでウェブサイトの成功をグッと引き寄せることができます。

繰り返しになりますが、データなくしては検証も改善もしようがありません。あなたのウェブサイトが今どのような状態で、どんな問題を抱えているのか、常にデータを取ることを心がけることで改善点や解決策が見えてきます。

ブログ記事下スペースの活用法に知恵を絞れ!

Webページには、ユーザーの目に触れやすい場所もあれば、ほとんど見られないような場所もあります。

ウェブサイトのレイアウトにもよりますが、一般的にブログ記事下のスペースは目に触れやすく、また記事を読むために注目した状態で見せることができるために、もっともクリック率が高いスペースだと言われています。

そのため、ブログ記事下スペースの活用法には知恵を絞りましょう。

よくある方法としては、

  • お問い合わせボタンやバナー
  • ユーザーとの関係構築のためのメルマガ登録フォーム
  • SNSでのフォローを促すプラグイン

を設置するなどが挙げられます。どのようなコンテンツを配置するかという正解はありませんので、ウェブサイトの目的(収益化、ユーザーのファン化など)から外れないよう気を付けながら、効果的なコンテンツを考えてみましょう。

避けて通れないSEO対策

ここまで、ウェブサイトを成功させるにはコンテンツ(≒ページ)を増やすこと、データを取ることが大切という話をさせて頂きました。

とはいえ、ある程度アクセスを集められなければデータなど取れるはずありませんし、データがなければどのようなコンテンツを増やしていけばいいのかという指針を立てることもできません。

実際、いくら記事を書いたとしても一向にアクセスが集まらないということもあり得ます。

ウェブサイトにアクセスを集めるには、やはり検索エンジンがもっとも大きな流入口の1つとなるわけですが、ウェブサイトが検索結果の上位に表示されなければアクセスを集めるどころか、その存在自体誰にも気づかれないという結果になってしまう恐れもあるのです。

そのため、ウェブサイトを検索結果の上位に表示させるために対策をしていく必要があります。このような対策のことを「SEO対策」と言います。

SEO対策には作業レベルでは実に様々な方法がありますが、その目的としては「そのページが何について書かれているものなのかを効果的に検索エンジンに伝える」ためのものです。

あなたももしかしたら「アクセスを集めるにはキーワードが大事」とか「より多くの外部サイトからリンクしてもらう必要がある」という話を聞いたことがあるかもしれません。

これらがなぜ大事なのかというと、それらの要素をもとにして検索エンジンが何について書かれているのか、またどれだけ有益な情報を発信しているのかという判断をしているためです。

SEOを人任せにすることのリスク

そのため、ただの作業レベルで考えれば、「検索で引っ掛けやすいキーワードを選ぶ」「外部サイトからリンクを送る」という対策をすればいいということが分かります。

しかし、検索で掛かりやすいという理由のみでキーワードを選んで、実際には何の役にも立たない情報を掲載していたり、無料ブログを自分でたくさん作って、それらから自作自演のリンクを送りまくるというようなことをやってもなかなか検索エンジンからの評価は上がりませんし、最悪の場合ペナルティの対象となり検索結果に一切表示されなくなるという恐れもあります。

SEO業者のブラックハット施策でペナルティに

SEO対策を専門に行う業者の中には、ペナルティの対象となるような施策をサービスとして提供しているところもあります。

たとえば「SEO専門のライターがあなたのブログに記事を投稿します」とか「自社で管理しているサイト群から大量のリンクを送ります」というような感じです。

しかし実際に上がってくるSEO記事は、キーワードが盛り込まれているだけで到底人間が読んで理解できるものではなかったり、何の関連性もないウェブサイトやブログなどから価値のないリンクを送られるだけ、というものです。

このようなSEO対策の方法は「ブラックハットSEO」と呼ばれ、検索エンジンからのペナルティの対象となります。

よく分からずにそういう類のサービスを利用した人が、自分のブログ上でそのSEO業者を批判したり文句を言っているのを目にすることがありますが、はっきり言ってあとの祭りです。

ペナルティを受けて飛ばされてしまえば、どんな言い訳をしようが検索エンジンには関係のないことですし、その後のリカバリに大変な労力を割くことになります。場合によっては取り返しがつかないことさえあります。

誰だって「あなたの代わりに上位に上げますよ」と言われれば、ついつい誘惑に負けてしまいそうになるかもしれません。しかし実際には、そんな甘いものではありません。

誤解のないように言っておきますが、すべてのSEO対策業者がブラックハット施策をとるわけではありません。中には優秀なライターが在籍する会社もあるでしょうし、効果的なリンクを送ってくれるところもあるでしょう。

ですので、もしSEO対策を業者に依頼する場合には、具体的にどのような施策をするつもりなのかを納得いくまで確認し、リスクを把握したうえで依頼するようにしましょう。

またそのためには、はやりあなた自身がSEOに関する知識を身に付けることも重要です。あなたがSEOについて何も知らなければ、業者にいいように言いくるめられてしまうことになりますので。

SEO対策は自己責任が基本

SEO業者に依頼してペナルティを受けたとしても、最終的には依頼をしたその人自身に責任があります。SEO対策は原則として自己責任のもとで行うようにしましょう。

厳しい言い方になってしまいますが、たとえあなたのウェブサイトが検索結果から飛ばされようとも、あなた以外の誰も困ることはないのです。しかも、いったん飛ばされてしまえばそれが致命傷になりかねません。

そういった意味でも、SEO対策を人任せにすることがどれだけ危険なことかはイメージできると思います。

SEO対策は、他人に頼らず自分でやるつもりで取り組むことをおすすめします。自分でいろいろ試して、その結果万が一ペナルティを受けたとしても、他人に頼んでそうなってしまった場合よりまだ納得がいきます。

また自分で試すことで「何がペナルティの原因になったのか」など、今後につながる貴重な経験を得ることもできます。これも上で言ったようなデータの1つとして生かすことができるわけです。

自分自身の力でSEO対策することができれば、今後あらたにウェブサイトを立ち上げたときにもその経験やノウハウを生かすことができます。そうなれば、複数のウェブサイトを収益化し、ビジネス全体としての収益を大きく伸ばせる可能性も出てきます。


【追記】

自作自演のリンクについて触れましたが、すべての自作自演リンクがペナルティの対象となるわけではありません。

あるテーマについていろいろな切り口で複数のウェブサイトやブログを作成し、必要に応じてリンクを送り合ったり、または一方的にリンクを送るというのは有益なコンテンツを作る上ではごく自然な行為と言えます。

たとえば、あるテーマについて総合的に扱っているウェブサイトから、そのテーマの中のより特化した内容を扱うウェブサイトへリンクを送った方が、よりユーザーにとって分かりやすい場合などです。

その場合は、両方のウェブサイトがあなたの手によるものだとしても、リンクはSEO目的ではなく、ユーザーに情報を提供することを目的としているわけです。

闇雲に「自作自演リンクはダメ!」と考えるのではなく、ユーザーに有益な情報を伝えるために必要だと思った場合にはリンクするなど、SEO基準ではなくユーザー基準で判断するようにしましょう。


SEO対策のためのHTMLタグの使い方

ところで、SEO対策は大きく「外部施策」と「内部施策」の2つに分けられます。

その言葉通り、ウェブサイトの外部で施す対策と、ウェブサイトの内部に施す対策になるわけですが、先ほどお話しした外部サイトからのリンクというのは外部施策、キーワードに沿って記事を書き検索結果の上位を狙うのは内部施策に分類されます。

内部施策にはその他にも、

  • head要素内のmetaタグの効果的に記述する
  • h1などのHTMLタグを効果的に記述する
  • サイト内リンクを張り巡らす

ということも重要だと言われています。

head要素内のmetaタグの記述については、以前にSEOの基本!metaタグ設定を見直してhead内を整備しようで詳しく書いていますので、そちらを読んでみてください。

ここでは、SEO対策に有効だとされているh1タグなどの記述について、またサイト内リンクを構築するための方法についてご紹介していきたいと思います。

h1タグ

あるキーワードで検索結果の上位表示を狙う場合、h1タグは特に重要だと言われています。

h1タグに狙いたいキーワードを盛り込むことで、検索エンジンに「そのキーワードについて書かれている」ということを効果的に伝えることができますので、ブログ記事のタイトルにはキーワードを必ず入れ、h1タグで囲むようにします。

またその際、できるだけ記事タイトルの前半部分にキーワードを入れるようにするとより効果的です。とはいえ、人間が読んで不自然になる場合には、無理に前半に持ってくる必要はありません。

あくまでもユーザーが記事タイトルを読んで違和感がないことを最優先に、そのうえでできるだけキーワードを前半に持ってくる、というように考えてください。

なお、見出しタグにはh1の他にもh2~h6までのタグが使えます。以前はh2以降のタグにもキーワードを使うことがSEOに有効と言われていましたが、現在ではそこまで重要視されていません。

h2~h6タグに関しては、あくまでもコンテンツの内容に則した見出しを付けることを意識し、そのうえで可能であればキーワードを盛り込む程度に考えておけば大丈夫です。

imgタグのalt属性

Webページに画像を挿入する場合に使うimgタグですが、imgタグには代替テキストを指定するためのalt属性を使ことができます。alt属性を指定しておくことのメリットは次の通りです。

画像が表示されないときにもユーザーに内容を把握してもらえる
ネット回線が不安定なときなど、ページ上の画像が正常に表示されないときがあります。そんなときにalt属性に指定した代替テキストが表示されますので、ユーザは本来そこにどんな内容の画像が表示されるのかを把握できるようになります。
検索エンジンに画像の情報を認識してもらえる
検索エンジンは画像の内容までは把握できません。そのため、alt属性を拾うことで画像に関する情報を認識します。Googleには画像検索の機能がありますが、それらの検索結果はこのalt属性を参考にしていると考えていいでしょう。
画像からリンクした場合にアンカーテキストと同様に扱われる
画像から別ページへリンクした場合に、alt属性に指定したテキストがアンカーテキストと同じように扱われます。そのため、リンク先の内容が分かるようなテキストを指定しておくことで、検索エンジンにどのようなページにリンクを送っているのかを認識してもらうことができます。

alt属性は指定しなくても表示に影響することはありませんが、上記のようなメリットを活用するためにも指定しておくことをおすすめします。特に内部リンクを送る場合、リンク先のページがどのような内容のページなのかを検索エンジンに伝えることができるため、SEO的にも有効だと言えます。

引用タグ

他のサイトの内容を引用する場合には、それが引用であることを示すblockquoteタグを使うようにしましょう。

引用タグを適切に使うことで、それがコピーコンテンツと判定されて、ペナルティの対象となることを防ぐことができます。blockquoteタグはそれ自体が上位表示のために有効というものではなく、ペナルティなどのリスクを回避することが目的です。

なおblockquoteタグを使う場合には、下記のようにblockquoteの中にある文章はpタグなどで囲み、引用元のサイトをciteタグで囲んでリンクするようにしておくとよいでしょう。

<blockquote>
<p>SEO 業者によって有益なサービスが提供される一方で、一部の非道徳的な SEO 業者による非常に強引な宣伝や、検索エンジンの検索結果を不正操作しようとする試みが業界の信用を損なってきました。Google のガイドラインに違反する行為は、Google 検索結果でのサイトの表示方法に悪影響を及ぼし、場合によっては Google インデックスからサイトが削除されることもあります。以下の点に注意してください。</p>
<p>一般的な詐欺行為の 1 つとして、不正なリダイレクトを使い、ユーザーを 1 つのサイトに集中させる「シャドー」ドメインの作成があります。こうしたシャドー ドメインは多くの場合、顧客の業務代行サービスを自称する SEO 業者が所有しています。このような業者は、顧客との関係が良好でなくなると、そのドメインを別のサイトや競合他社のドメインにリンクさせることもあります。こうなると、顧客は、お金を払って SEO 業者が所有する競合サイトを開発したことになります。</p>
<cite><a href="https://support.google.com/webmasters/answer/35291?hl=ja">SEO が必要なケース - Search Console ヘルプ</a></cite>
</blockquote>

パンくずリストを設置しよう

ウェブサイト内の構造を検索エンジンに効率的に伝えるために、パンくずリストは是非設置しておきましょう。

通常、パンくずリストは記事エリアの上に設置するため、ソース上でも最初の方に記述します。そのため、検索エンジンのクローラーがリンクをたどりやすいのです。

パンくずリストはサイト内の階層を示すリンクであるため、クローラー※がそこをたどることでサイト内のコンテンツを効率的に巡回することができるわけです。クローラーがサイト内のページを漏れなく巡回してくれれば、インデックス※漏れを防ぐことにもつながります。

※検索エンジンは、ネット上にある膨大なページの情報を集めるためにプログラムを巡回させています。このプログラムがクローラーと呼ばれるもので、クローラーにウェブサイト内を巡回してもらうことで、検索エンジンにサイト内のページの存在を認識してもらうことができます。検索エンジンはクローラーが持って帰った情報をもとに検索結果に表示させるページの情報をデータベース化していきます。このデータベースのことをインデックスと言います。

最新記事や人気記事などの一覧を設置しよう

最新記事や人気記事、関連記事へのリンクを一覧で表示させることは、ユーザーの回遊性を高めることにも有効ですが、SEO的な効果も期待できます。

たとえば、ブログのサイドバーに最新記事一覧を設置しておけば、検索エンジンのクローラーはブログ内のどのページからでも最新記事へ巡回することができるため、インデックス漏れを防ぐことができます。

またサイドバーの他にも、記事下のスペースなどを活用して人気記事や関連記事へのリンクを設置しておくことで、クローラーの巡回を促すことができます。

このようにして、各ページからサイト内のいろいろなページへのリンクを設置しておくことで、検索エンジンに効率よくサイト内の情報を持って帰ってもらうことができるようになります。

どれだけたくさんブログを書いたとしても、それが検索エンジンにインデックスされなければ検索結果に表示されることはありません。クローラーが巡回しやすい内部リンクの構築を目指しましょう。

ブログ記事内からのリンクは評価が高い

ブログは一般的に、

  • ヘッダー
  • サイドバー
  • コンテンツエリア
  • フッター

といったエリアで構成させており、現在の検索エンジンはリンクが「どのエリアに設置されているか」によって評価を変えているという話があります。

多くの場合、ヘッダーやサイドバー、そしてフッターなどのエリアはブログの全ページで共通なことがほとんどでしょう。そのため、たとえばサイドバーにリンクを設置すれば、ブログ内に大量のリンクを生成することになってしまいます。

そのため、ブログ内で共通のエリアに設置されるリンクは評価が低い傾向にあります。その一方で、各ページ固有のエリアに設置したリンクは評価が高くなります。

それでは、「各ページ固有のエリア」とはどこのことでしょう? といえば、コンテンツエリア(記事部分)ということになります。

そのため、ブログ記事からリンク(内部・外部ともに)を送ることで、リンク先ページの評価を上げることにつながります。

とはいえ、せっかくの記事内リンクも不自然になってしまっては本末転倒です。1つのページからたくさんのページにリンクしてしまうと、評価を落とす原因になりかねません。あくまでも自然な形を意識してリンクを送るようにしましょう。

サイトマップ(sitemap.xml)を送信しよう

ウェブサイト内のページが効率よく、そしてもれなくインデックスされるために、サイトマップを作成・送信しましょう。

サイトマップと聞くと、ウェブサイト内の全ページへのリンクが一覧になったものをイメージするかもしれません。しかし、ここで言うサイトマップとはユーザー向けのリンク一覧ではなく、検索エンジンのクローラー向けに用意するものです。

サイトマップとは、文字通り「ウェブサイトの地図」のことです。クローラーがウェブサイト内を巡回する場合、何も地図を持たない状態であれば、どこにどんなページがあるか分かりづらく、すべてのページを見て回ることができません。

そこでこちらで地図を用意してあげることで、クローラーはその地図を見ながら迷うことなくサイト内を巡回してくれるというわけです。

サイトマップはXMLという言語で作成するのですが、自作するとなると非常に骨が折れます。しかし、sitemap.xml Editorなどの自動生成ツールを使えば、簡単に作成することができます。

作成したサイトマップ(sitemap.xml)は、FTPソフトなどを使ってルートディレクトリにアップロードしておきましょう。

なお、WordPressの場合は「Google XML Sitemaps」というプラグインを利用することで、作成から送信まで簡単に行うことができます。詳しくはこちらのGoogle XML SitemapsとGoogle Search Consoleを使ってサイトマップを送信するに書いてありますので、読んでみてください。

また、リンク先のページでGoogle Search Consoleでサイトマップを追加する方法もご紹介しています。

サイトマップは作成・送信すれば通常はそれで問題ないのですが、Google Search Consoleにサイトマップを追加しておくことで、サイト内のページがちゃんとインデックスされているか、サイトマップは正常に送信されているかなどを把握できるようになります。

不具合を事前に察知するためにも、是非Google Search Consoleを活用しましょう。

ソーシャルメディアを活用したSEO対策

Twitterからのリンクにnofollow属性※が設定されているため、以前は「SNSからのリンクにはSEO的な効果はない」というのが一般的な考え方でした。

しかし実際には、Googleはソーシャルメディアからのリンクを他のサイトからのリンクと平等に評価しており、いいね!やツイート数などをウェブサイトを評価する基準の1つとしていると発表しています。

このような理由から、ソーシャルメディアをうまく活用することで、ソーシャルメディアのメリットを活かしつつSEO的な効果も得られると考えられます。

※nofollow属性とは、もともとスパム(迷惑行為)対策として導入されたもので、検索エンジンのクローラーに「このリンクをたどらないように」と伝えるためのものです。そのため、nofollow属性が付いたリンクは価値あるリンクとは評価されません。

ソーシャルメディアを活用するメリット

ソーシャルメディアを活用するメリットの1つは、その「即効性」です。

通常、SEO対策をして検索エンジンからの流入を獲得していくには数か月単位での時間が掛かります。しかしソーシャルメディアは、ユーザーの興味や関心を引くことができれば一夜にして膨大なアクセスを集めることも不可能ではありません。

ただ、ソーシャルメディアからのアクセスは一過性のものになりやすく、またSEO対策を目的としたコンテンツとソーシャルメディアでの拡散を狙ったコンテンツでは作成する際の考え方が異なるために、ソーシャルメディア運営とウェブサイトのSEO対策を平行して取り組んでいく必要があります。

ソーシャルメディア向けコンテンツとSEO対策を目的としたコンテンツの違い

SEO対策を目的としたコンテンツは、ユーザーが検索するであろうキーワードに則して、そのユーザーが求めているであろう情報を分かりやすく伝えてあげることがもっとも重要になります。

それに対しソーシャルメディアでの拡散を狙うコンテンツは、「面白い」「友達に教えたい」「話題性がある」「今流行っている」というような心を刺激する内容である必要があります。

また、ソーシャルメディアの性質上、売り込み色の強いコンテンツは敬遠される傾向がありますので、商品やサービスを紹介したような記事はまず拡散しないと考えた方がよいでしょう。

とはいえ、ソーシャルメディアで拡散されている記事を見てみると、商品を紹介しつつも笑えたり、ときにはあえてくだらないとも取れるようなネタ記事があったりします。うまくやることができれば大きな収益に結びつく可能性もありますので、人を笑わせる文章を書くのが得意という人はチャレンジする価値はあると思います。

ウェブサイトを成功させるカギはロングテールSEO

小売業界には、「全体の売り上げの8割は全商品のうちの2割の目玉商品が作り出している」というロングテールの法則というものがあります。

スーパーマーケットやコンビニなどでは、売れる商品は長期的に売り場に並び続けますが、売れない商品は新しい商品にどんどん入れ替わりますよね?

当たり前と言えば当たり前ですが、店舗では売り場スペースが限られているため、利益を最大化するためには売れない商品はどんどん切り、売れる商品に注力する必要があるのです。

これがロングテールの法則に則った考え方なわけですが、重要なのは売り場スペースに限界があるために、売れる商品に絞る必要があるということです。

しかし、ネットショップでは実際の店舗とは事情が違います。

ネットショップには売り場スペースに限界はありません(もちろんサーバー容量などの制約はありますが)ので、数か月に1回しか売れないような商品でもいくつも掲載しておくことが可能なわけです。

このような商品は一つ一つの売り上げは小さいですが、それらが大量にあることでネットショップの売り上げの大半をそれらが占めるのが実際のところです。

これをSEO対策に置き換えて考えてみましょう。

ウェブサイトでもページ数に制約はありませんので、一つ一つのページのアクセス数は少なくても、そういったページを大量に作成することでウェブサイト全体としてのアクセスを大きくすることができるのです。

しかも、大きなアクセスを集めることができるキーワードは限られており、基本的には大手のウェブサイトがすでにそのキーワードからのアクセスの大半を獲得していると考えらえます。

そのため、これからウェブサイトを立ち上げてアクセスを獲得していくには、アクセス数の小さなキーワードを狙って大量にページを作成してく戦略がもっとも効果的だと言えます。

ビッグキーワードとスモールキーワード

大きなアクセスを見込めるキーワードのことをビッグキーワード、それに対してアクセスの小さなキーワードをスモールキーワードといいます。

ビッグキーワードは一般的に単一のワード(たとえば「美容院」)であることが多く、スモールキーワードは複数のワード(たとえば「美容院 神戸」)であることが一般的です。

ビッグキーワードで検索結果の上位に食い込むことができれば、たしかに大きなアクセスを獲得できますが、ライバルも常にそのキーワードでの上位表示を狙っているために順位を安定させることが難しく、また単一のキーワードに頼っていると、検索エンジンのアルゴリズム※が変更になったときにウェブサイト全体のアクセスが激減してしまうなどのリスクもあります。

一方スモールキーワードではライバルが少ないために上位表示させることが比較的容易で、また複数のスモールキーワードからアクセスを集めていれば、もしあるスモールキーワードでの検索順位が落ちたとしても、他のキーワードからのアクセスがあるためにウェブサイト全体として見ればアクセスが大きく減少することはありません。

SEO対策をしていく大きな目的の一つに、将来的に人的・時間的リソースを割かずに収益を安定させることがありますので、そういう観点からもビッグキーワードではなく、スモールキーワードを狙って戦略を立てていくことをおすすめします。

※検索エンジンのアルゴリズムとは、検索エンジンがあるキーワードに対しての検索順位を決定するためのルールのことです。

スモールキーワードは検索順位が低くてもクリックされる

またビッグキーワードで検索された場合の特徴として、検索結果の1位に表示された場合は高いクリック率があるのに対して、2位以降は極端にクリック率が低くなることが挙げられます。

それに対しスモールキーワードでは、2位以降でもビッグキーワードほど極端にクリック率が下がることはありません。言い換えれば、スモールキーワードでは検索順位が低くても(ビッグキーワードに比べ)クリックされやすいということになります。

もちろんビッグキーワードでは検索数自体が大きいため、一概に比較することには無理があるかもしれませんが、ビッグキーワードで検索順位の1位を獲得するための労力を考えれば、いくつものスモールキーワードで検索結果の10位以内に入ることを考える方が現実的と言えます。

また一般的に、ビッグキーワードで検索するユーザーは検索する動機が明確でないのに対し、スモールキーワードで検索するユーザー目的がはっきりしている場合がほとんどです。

そのため、スモールキーワードを狙ってSEO対策をしていくことで、結果的に収益につながるユーザーを効率的に集めることができるというわけです。

まとめ

以上、ウェブサイトを成功させるための考え方と運営方法についてお話しさせて頂きました。

言ってしまえば、現在の検索エンジンの動向などから考えれば、10ページ程度のコーポレートサイト(会社案内的なサイト)を公開したところで、そこから注文が殺到するなどということはあり得ません。

1つ1つはアクセスの少ないスモールキーワードを拾って丁寧にコンテンツを増やしていくことが、将来的に大きな成功をもたらしてくれます。

また、そのためにはただ会社の事業紹介をするだけのようなウェブサイトではなく、ブログを設置していろいろな切り口から関連する情報を発信していくウェブサイトの構築が必要になります。

ウェブサイトは、今日公開して明日には大きな収益を生むというものではありません。時間や労力を割いて大事に育ててこそ将来的に重要な資産となりえます。

あなたなりにトライ&エラーを繰り返しながら知識とノウハウ、そしてコンテンツを蓄積して、ウェブサイトを成功へと導いて頂ければと思います。

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