フリーランスは甘いと言われる理由【フリーランス6年目の僕の考え】

2018.12.13 フリーランス
フリーランスは甘いと言われる理由【フリーランス6年目の僕の考え】

「フリーランスなんてうまくいくわけない。収入だって不安定だし、考えが甘いよ!」

これからフリーランスになろうとしているあなたは、これまでにこんなこと1回は言われたことあるんじゃないでしょうか?

かく言う僕もそうです。

今回はフリーランス6年目の僕が思う、フリーランスが甘いと言われる理由と実際のところについてお話ししたいと思います。

この記事の内容

  • フリーランスがなぜ、甘いと言われるのか?
  • フリーランスは実際、甘いのか?
  • 甘いと言われないフリーランスとしての生き方

フリーランスは甘いと言われる理由

フリーランスはなぜ、「甘い」と言われるのでしょうか?

これまで見聞きしたことから思うに、フリーランスのいい面だけを見て独立を決めてしまう人が多いことが理由です。

ここでは、フリーランスになって失敗しないための注意点を3つお伝えします。

逃げた結果のフリーランスは余計詰む

「会社勤めがつらいから」などの理由で、ろくにスキルもない状態での独立は、余計に自分の首を絞めるだけです。

実際のところ僕はこのパターンで1回目の独立を失敗しているので偉そうなことは言えませんが、はっきり言えば「スキルがない=役に立たない」ということです。

最近よく見かけるのは、プログラミングスクールなどでちょっと勉強して、そのままフリーランスになってしまうケースです。

Twitterなんか見ていると、

フリーランスになって初月で5万円稼ぎました!

みたいなツイートをよく目にします。

たしかに、基礎的なプログラミングを身につければクラウドソーシングサイトなどでいくつか案件をゲットできるでしょう。

でも、会社勤めでスキルを身につけた状態であれば、独立初月で100万超えることだって不可能ではありません。

中にはサラリーマン時代のお客さんを引き継いだ状態で独立できる人もいるため、未経験で独立するのに比べてかなりリスクの低い状態でスタートできます。

また忘れてはいけないのが税金・年金などの支払いです。

当たり前ですがフリーランスは、10万円稼いだらそれがすべて自分の所得になるわけではありません。

そこから税金や年金などの国に納めるお金などを差し引いた金額が、実際に手にできるお金です。

ちょっと厳しいですが、初月で5万円稼いで喜んでいる場合じゃないです。

フリーランスになった以上、初心者だろうが何だろうが義務は発生しますし結果も求められます。

堕ちようと思えばどこまでも

フリーランスには、叱咤激励してくれる上司や同僚はいません。

だから、怠けようと思えばいくらでも怠けられます。

最低限の収入で怠惰に生きようというのも選択肢の一つではありますが、トラブルがあれば一発で終了ですし、何より家族に何かあったとき助けることはまずできません。

個人的な意見ですが、僕は「老後のことを考えて…」とかはあまり重要とは思いません。

正直、人間いつ死ぬか分かりませんし、今の時代に老後のことを考えたら、果たしてサラリーマンという選択が正しいのかも疑問が残るからです。

「今が楽しければそれでいい」という考えの人もいるでしょう。

でもその場合だって、少ないお金で実現できる範囲で楽しむのと、ガッツリ稼いで選択肢を広げるのとどっちがいいかという話です。

また何だかんだ言っても、しんどい仕事が終わったときの達成感は何ものにも代えがたいものがあります。

フリーランスとして経験を積めば積むほど、しんどい案件は受ける前に分かってきます。

そこで避けることもできますが、敢えて受注する選択をすることで収入だけでなくスキルやメンタル面での成長が期待できるわけです。

一応言っておきますが、しんどい案件ていうのは「ブラックな」という意味ではないですよ?

主に「スキル的に挑戦が必要な」というような意味です。

それをやり終えたあとの自分の成長がイメージできるか否かが大事です。

よくも悪くも、孤独との闘い

フリーランスは入ってきたお金はすべて自分のものですが、それと同じようにトラブルや責任なども自分一人にのしかかります。

もちろんフリーランス仲間で励まし合ったりはできますが、最後の最後は自分の力で乗り越える必要があります。

頼りになる上司も同僚もいません。

ときにはプレッシャーばかりかけてくるクライアントや、トンズラこくビジネスパートナーに苦しめられることだってあるかもしれません。

そんなときでも、自分の力で何とかしなければなりません。

なんか最近の風潮で、オンラインサロンに入って仲間でワイワイしながらフリーランスやりましょうみたいなのありますが、それに魅力を感じる人はぶっちゃけサラリーマンの方が向いています。

会社には、あなたの成長を見守ってくれる上司や、同じ環境で頑張り、励まし合える同僚がいますよ。

誤解ないように言っておきますが、オンラインサロンを否定しているわけじゃないです。

「どういう動機でオンラインサロンに入るか?」というのが大事だと言っています。

仲間同士で情報共有することでスキルアップや仕事が発生する機会は確実に増えるでしょう。

でもその反面、一人じゃ不安だからとか、有益な情報を提供できずいつも教えてもらう立場では、本当に意味で仲間として認められることはないでしょう。

自分のスキルに自信を持ち、受けた仕事を責任をもってやり遂げられることが、フリーランスにとっては大切です。

たしかに、フリーランスは甘いところもある

ここまでフリーランスのしんどい面を見てきました。

でも実際、フリーランスには甘いというか「おいしい」ところもたしかにあります。

ここからはその、フリーランスのおいしいところについてお話しします。

スキル次第で収入は上限ナシ

フリーランスは、みんなに仕事が行き渡るように均等に割り振られるわけではありません。

ですから、スキルがある人に仕事が集まります。

クライアントの立場から見ても、品質の求められる案件であればスキルに不安のあるフリーランスには依頼しませんし、最大限のパフォーマンスを発揮してもらう意味でもある程度の予算は確保するでしょう。

そして、誰がやっても問題のないような仕事はあまりスキルのないフリーランスへ安価で投げられます。

この構図からしても、スキルがあればあるほど収入は伸び、スキルがなければ簡単にジリ貧になるのがイメージできますよね?

だからこそ多くのフリーランスは自分のスキルを磨くことに余念がありませんし、新しい技術に敏感だったりします。

またスキルとは、何もプログラミングなどの直接サービスの質に影響するものだけではありません。

営業力や情報発信力などは、どんな仕事でフリーランスになるにしても必要になりますし、磨けば磨くだけリターンは大きくなります。

中には「売る力さえあれば何でも売れる」という人もいるくらいで、たしかにそれのアリ・ナシで収入が大きく変わるのも事実です。

とはいえ、個人的には「売る力さえあれば…」みたいな考え方は好きではありませんし、そういうことを言う人とは仕事をしたくありません。

フリーランスどうこうの話の前に、やはりクライアントを満足させられるサービスを提供できることが大前提としてあり、その上で売る力を伸ばしていくことを考えるべきだと思います。

レバレッジを効かせて作業をどんどん効率化できる

特にWeb系エンジニアの人に言えることですが、キャリアが長くなるほどレバレッジを利かせて作業を効率化できます。

つまり、より小さい労力でより大きな成果を出せるようになってくるわけですね。

実際の制作現場では、ウェブサイトに実装される機能って共通しているものが多くあります。

よくあるところでは、ハンバーガーメニューはレスポンシブが主流な現在では当たり前になってきてますし、スライダーや「ページトップへ戻る」ボタンなどは多くのサイトで導入されていますよね。

でも、それらを実装するときにいちいちコードを書いていたらいつまでも作業時間が短縮できません。

そのため、そうしたよく使う機能をまとめて、自前のフレームワーク化しておくことで、作業に掛かる時間や労力を大幅に短縮できるようになります。

また提携している制作会社や一緒に働いているフリーランス仲間によって、よく実装する機能に違いがあったりしますので、それに合わせて複数のフレームワークを用意しておくとよりよいと思います。

よく聞くもので「Bootstrap」というCSSフレームワークがあります。

これはたしかに便利で詳しくない人でもサイトを立ち上げることができたりと、いろいろなメリットはあります。

その反面、画一的なデザインになりやすく、また汎用性を持たせるためにファイルサイズが大きくなっています。

予算の限られている案件に採用されるケースが多い印象ですが、個人的にはBootstrapを使うくらいなら必要な機能だけ絞り込んで実装できて、なおかつデザイン面でも融通のきく自前フレームワークを作り込んでおく方がいいと思っています。

自分の人生をハンドルしやすい

「フリーランス」というくらいですので、やはり会社勤めよりは自由度は高いです。

この辺りが一部のフリーランスが「なんでサラリーマンなんてやってんの?」と言っちゃう原因でもあり、それに反応してムキになっちゃうサラリーマンの「でもリスクと隣り合わせだけどな」という反撃の糸口になったりしています。

実際フリーランスとして働いてみて思うのは、フリーランスにはフリーランスとしてやっていくために必要となる能力があるし、サラリーマンにはサラリーマンとしてやっていくために必要な能力があります。

双方にとって必要なモノもあるし、そうでないモノもある。

だから、自分に合った働き方をすればいいだけで、自分と違う生き方をしている人をけなし合うのは「いい大人が何やってんのかな」と思っちゃいます。

話を戻しますね。

フリーランスは生きる上での自由度が高いため、自分の人生をハンドルしやすいといえます。

生活できるだけの収入を得て時間に余裕のある生活をするのも一つだし、ガンガン稼いでウハウハするのも一つです。

さらにはガンガン稼ぎつつ仕組みを作って収益を自動化する、なんて選択肢だってあります。

最近ではソーシャルメディアでの発信力を高めていけば個人レベルでは収まらないところまでビジネスを拡大できる可能性もありますし、そういうことに興味がないのなら、引きこもってPCと向き合い高めたスキルで仕事を獲るのだって全然アリです。

フリーランスとひとことで言っても、どんな生き方を選ぶかは人それぞれです。

フリーランスなら、どんな働き方だって選べます。

結論:フリーランスは自分を律して生活することが大事

以上、フリーランスが甘いと言われる理由の話でした。

フリーランスが甘いと言われる最大の理由は、フリーランスが会社勤めから逃れる口実となっていることです。

でも実際、フリーランスとして成功している人のほとんどは会社勤めで経験を積んだ人ですし、逃げた結果のフリーランスという選択は本気で人生が詰む危険性もはらんでいます。

ネット上で発言力のあるフリーランスには、あまり会社勤めを経験せずに独立した人もいるので「自分も!」となるのは分かりますが、スキルなしで独立して成功するには、「運」という要素も大きく影響してくるというのを忘れないでほしいと思います。

そして、運にできるだけ左右されずに成功をつかみたいなら、営業力を含めたスキルをひたすら磨いていくしかありません。

そのためには、自分で自分を律し、ゴール設定&達成を何度も繰り返していくことが、遠回りなようで一番の近道です。

柴田 竹思

柴田 竹思

日本&ベトナム二拠点生活中のWeb系フリーランス。最近は育児6:仕事4のバランスで生活してます。これでもかってくらい奥さんの尻に敷かれてる座布団系男子です。

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