失敗するフリーランスにありがちな5つの間違い

2018.02.10 フリーランス
失敗するフリーランスにありがちな5つの間違い

早いもので、僕もフリーランスとして仕事をはじめて、今年(2018年)で6年目に突入しました。

おかげさまで売上も順調で、2017年度は過去最高を記録することができました。

今でこそ何とか人並みにやれていますが、実は僕にとってこれが2度目の独立です。

1度目の開業では、半年足らずで運転資金が尽き、地元に逃げ帰りました。

今回は、それら僕自身の経験も踏まえて、フリーランスとして失敗してしまう人がやりがちな、5つの間違いについてお伝えしていきたいと思います。

無料または友人価格で仕事をする

フリーランスとして仕事をはじめたはいいけど、仕事がない。

前職の顧客を引き継ぐ形で独立できればそんなことはないかもしれませんが、僕みたいにカネなし・コネなしの状態で独立した場合には、自力で仕事を獲ってこなければなりません。

そんなときに、まずどうするか?

多くの人は、知人・友人に声をかけて、仕事を紹介してもらうのではないかと思います。

知人・友人からの仕事でやってしまいがちなのが、無料とか通常の料金よりも安い「友人価格」で仕事を請け負ってしまうことです。

もちろん、はじめのうちは実績を積むという意味で、そうやって仕事を獲ることも必要かもしれません。しかし友人価格を続けていると、将来間違いなくしわ寄せが来ます。

友人価格とは通常の料金よりも低い価格設定なので、当然利益の薄い、もしくは出ない場合が多いです。

そのため、いつまでも友人価格で仕事を請けてしまうと、そういう「儲けの出ない」作業が負担として重くのしかかってきます。

また、これは僕の経験則ですが、一度無料で仕事を引き受けてしまうと、その相手が次からちゃんとお金を払ってくれることはほぼないです。

僕の場合、フリーランスとして仕事をはじめる前から知り合いだったアクセサリー職人の方に頼まれて、無料とか、ものすごく安い料金で仕事を何度か請けたことがあります。

結果、その人からちゃんと利益が出るような依頼を頂けたことはないですし、しまいには無料で請けた仕事に対して影で文句を言われる始末でした。

さらに笑えないのが、僕がその人にアクセサリーを作ってもらうときには、ちゃんと料金を払っていたということです。

そんなこともあり、以降は一切、友人価格での仕事はやめました。

そうするとそこで人間関係が切れてしまうこともありますが、僕は別にそれで構わないと思っています。

友人・知人の中にも正当な料金を支払って仕事を依頼してくれる人もいますし、クライアントの中にはそれまで僕と関係がないにもかかわらず声を掛けてくださる人もいます。

そういう人に対して全力投球した方が建設的ですし、精神衛生上もいいです。

「でも付き合いが……」と思う人もいるかもしれませんが、嫌なことを我慢して続ける人間関係になんて意味はありません。

フリーランスのメリットは、人間関係を自分で選べることです。

ちゃんと自分の仕事を認めてくれる人とだけ付き合っていく方が、長い目で見て幸せになれます。

仕事を選ばず何でもやってしまう

独立後間もないうちは、頂いた仕事はすべてやるくらいの気持ちが必要かもしれません。

事実、僕も開業当初は体力の許す限り仕事をパンパンに詰めてました。

でもこれも、自分の状況を見ながら嫌な仕事は断るように、シフトチェンジしていくことを考えた方がいいです。

「嫌な仕事」とは、僕の場合で言えば

  • 単価が不当に低い仕事
  • 話してて嫌な気持ちになるクライアントからの依頼
  • 無駄に時間を取られる仕事

という感じです。

単価が不当に低い仕事

最近では絵師さんが冗談みたいな料金で仕事の依頼をされたり料金を踏み倒されたりという話をちらほら聞きますが、そのような作業量や成果に比べて料金が著しく低い案件は避けた方がいいです。

こういう利益の出しづらい仕事は負担になり、他の案件の質にも影響しかねません。

また、低料金で依頼を投げてくる人は、総じて相場を把握しておらず、あなたの仕事内容に対する理解がほぼないと思ってもらっていいです。そのため、依頼を請けたあとに高確率で無茶ぶりをしてきます。

そうなれば、ただでさえ少ない利益がさらに圧迫されることになります。その結果、質は二の次で「とりあえず終わらせる」という仕事の仕方になってしまうでしょう。

そうなれば、いいものはできるはずありませんし、「次」の仕事につながるようなことはまずありません。

話してて嫌な気持ちになる人からの依頼

これは僕が個人的に大切にしている「嫌な仕事」の判断基準ですが、話していて嫌な気持ちになる人からの依頼は断るようにしています。

性格の合う・合わないという話かもしれませんが、普通に話していてもイラっとする言い方する人っていますよね?

そういう人からの仕事を請けてしまうと、そこから少なくとも数か月間は継続的に嫌な気持ちにならなくてはいけなくなります。さらに問題なのは、その嫌な気持ちを引きずって他の案件に影響が出てしまうことです。

「社会人なのだから気持ちを切り替えて当然」と言えばそれまでですが、フリーランスはサラリーマンとは違い、どの仕事を請けるのか自分で選べます。
ですので、嫌な気持ちになりそうな人との付き合いははじめから切ってしまいます。

ここで大事なのは、相手に悪気があるかないかは問題ではないということ。

あくまでも「自分がどう感じるか」が重要です。自分も相手も気分よく仕事ができれば、自ずと結果にも現れますので。

無駄に時間を取られる仕事

「無駄に時間を取られる」というと漠然としてますが、例えば提供される資料が正確さに欠けていたり、意義の薄い打ち合わせに何度も付き合わされるという仕事は、僕は極力避けるようにしています。

渡される資料が不完全であれば、あとで必ず修正が必要になります。また地味に多いのが、たいして意味のない打ち合わせを何度もしたがるケースです。

ひどい場合だと資料の半分以上が古い情報だとか、不要なものだったということもありました。また、受注前に何度も打ち合わせし、見積もりを出したら「予算がない」ということで白紙ということもありました。

そうなれば僕の場合、せっかく制作したものが無駄になりますし、プログラマーさんなど人を手配していればその方にも迷惑が掛かります。

サラリーマンであれば残業代も出ますが、フリーランスに残業代などありません。極力時間をかけずに、報酬に見合った成果を出すのが理想です。

これについては初回の依頼では判断しづらいですが、一度仕事をしてみてしっくりこない場合には次からは断るか、取られる時間を見越して見積もりを出すなどの対策はした方がいいでしょう。

単価を低く設定している

フリーランスが廃業するもっとも大きな理由の一つが、単価を低く設定していることではないかと思います。

僕も知り合いの中にも、能力から考えるとどう考えても低い料金設定でやっているなと感じるデザイナーさん・エンジニアさんが何人かいます。

「安く提供する」というのも価値の一つかもしれませんが、安さで勝負するなら僕らフリーランス(個人)が制作会社(企業)に敵うわけありません。

たまに「個人だから安く請けられる」と言う人がいますが、僕としては「ん?」と思います。

実際には、制作会社が安さで勝負をかけてきていないだけです(=勝負する理由がないから)。複数人で複数の案件を回せる制作会社に一人のフリーランスが価格勝負で勝てるわけありません。

フリーランスだからこそ、思い切って単価を高く設定する必要があります。

もちろんそのためには、それに見合う成果を出せなければなりません。逆に言えば、それができないならフリーランスになるべきではないのかもしれません。

すべて一人でやろうとする

上の話とリンクしますが、すべて一人でやろうとすると時間ばかり掛かってしまい、結果として利益が出にくくなってしまいます。

人間誰しも、得意・不得意があります。

自分一人で十分回せる程度のボリュームだったり、予算が採算ラインギリギリという場合には難しいかもしれませんが、自分の不得意なことは外注することも視野に入れましょう。

自分が不得意なことは、それが得意な人にお願いする。そうすると自分でやるよりも質のいいものができますし、その分自分は得意分野に注力できる。

結果として、よりよいものをクライアントに納品できるようになります。

さらに、それぞれが得意なことを担当するチームができれば、1案件あたりに掛かる時間を短縮でき、同時期に動かせる案件数を増やすことができます。

複数人で案件に掛かれば、その分だけ自分に入る報酬は少なくなります。しかしその代わり、納品物の品質を上げることができ、その結果として次の仕事につながっていくというわけです。

仕事仲間を選ばない

冒頭でも言いましたが、2017年度は売上的には過去最高でした。しかし、心身のしんどさで言えば、その2年前の2015年の方がきつかったです。

その年は、誰でも知っているような有名な企業から依頼が来たり、高単価の案件が継続的に来たりして、1年を通して慌ただしく納期に追われていました。

それに比べて昨年(2017年)は、単価はそこまで高くなく、基本的には気持ち的に余裕のある状態で過ごせました。ですので、売上的に過去最高になったのは自分でも意外でした。

しかし、よくよく考えれば単純なもので、単に一緒に仕事をする人が変わったことが理由でした。

以前は営業を外注するような形で案件を獲得していましたが、その営業マンがWebに関する知識(制作やマーケティング)を持ち合わせていなかったために何かとゴタゴタしたり、クライアントの要望やこちらが確認したいことがスムーズにやり取りできない仕組みになっていました。

そのため、予期していなかった作業が発生したり、確認したはずのことが通っていなかったりして、特に納品直前には毎度疲れ切っていました(今考えれば無謀でしたね)。

それに対して現在は、それぞれデザインだったりプログラムだったりマーケティングだったりと、得意分野は違うものの最低限ウェブサイトの制作や運用についての知識はあるため、以前のような程度の低いトラブルは大幅に減りました。

その結果、全体として受けられる案件数が増えたため、売上増につながったと思います。

まとめ

以上、失敗するフリーランスにありがちな5つの間違いでした。

フリーランスとしてやっていくのであれば、

  • 友人価格をやめる
  • 請ける仕事を選ぶ
  • 単価を上げる
  • 一人でやろうとしない
  • 仕事仲間は選ぶ

ことが大事だと僕は思っています。

もちろんそれぞれ考え方はあるでしょうが、ほんの少しの違いで売上が変わったり、ストレスフルな生活から解放されることができるかもしれません。

ただがむしゃらに頑張ることも否定はしませんが、自分はフリーランスとしてどのように働いていきたいか定期的に考えを整理してみるといいと思います。

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柴田竹思

柴田竹思

日本&ベトナム二拠点生活中のWeb系フリーランス。最近は育児6:仕事4のバランスで生活してます。これでもかってくらい奥さんの尻に敷かれてる座布団系男子です。

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