デザインを仕事に!フリーランスWebデザイナーが未経験から仕事を取りに行くための戦略

2018.03.05 2018.03.26フリーランス
デザインを仕事に!フリーランスWebデザイナーが未経験から仕事を取りに行くための戦略

フリーランスWebデザイナーが独立して最初にぶつかる壁は「仕事がない!」ということかもしれません。

実のところ僕も、今でこそそれなりになっていますが、独立当初はまったく仕事がなくてしんどい思いをしました。

今回は自身の経験を踏まえ、フリーランスWebデザイナーが未経験から仕事をとりに行く戦略についてまとめてみました。

仕事獲得の強い味方!ポートフォリオを作ろう

Webデザイナーとしてクライアントに売り込むためには、何よりまず

  • あなたがどんなデザインをするのか?
  • どんなウェブサイトを作れるのか?

ということを伝えなくてはなりません。

そのためには、自分の作品をまとめたポートフォリオが強い味方になります。まずは、このポートフォリオについて考えてみたいと思います。

ポートフォリオの目的や用途を考える

ポートフォリオをただの作品集と考えるのはもったいないです。

別にポートフォリオは一つしか作ってはいけないわけではないので、目的別に複数用意してもいいのです。

たとえば、クライアントのと打ち合わせで作例として見せるためのもの、業種別にまとめたもの、LPだけをまとめたものなど。

また媒体もポートフォリオサイトとしてWeb上で公開するもの、クライアントとの打ち合わせ時にネット環境が不十分な場合に備えてプリントアウトして冊子にまとめたものなど用意しておくと便利です。

依頼する側から見れば、あなたに依頼するかどうか以下のようなことを判断基準にしています。

  • 人柄
  • スキル
  • 実績
  • 経歴

いくらあなたの人柄に好感を抱いても、どのようなものが作れるのか分からななければ躊躇してしまいます。

必要なときにパッと見せられるよう、複数のポートフォリオをいろいろな媒体で用意しておくことをおすすめします。

自分のテイストや得意分野を視覚的に伝える

それでは、仕事をとるためのポートフォリオはどんなものが向いているでしょうか?

まず、自分のテイストが分かりやすいもの、得意な分野のものを優先してピックアップします。

Webデザインは自己表現の場ではありませんが、出そうと思ってなくても出るのが個性です。そうしてにじみ出てくる個性が自分のテイストです。

やわらかいデザインが得意とか、シンプルでスタイリッシュなもの、テクスチャを使って質感を表現するのが得意など、人によって得意とするものは違うでしょう。

そういう「他者との違い」がわかるものをまとめておくと、あなたのテイストが好きな人には強いアピール材料になります。

これは逆に、センスの合わないクライアントを避けることにもつながります。

もともとあなたのテイストが好みでないクライアントからの依頼を受注してしまうと、着手してから何度も修正戻しがきたりして、制作がスムーズに進みません。そもそも、クライアントの満足度も低くなります。

そういうお互い不幸になるような取引を避けるためにも、あなたの得意なものが分かるようなポートフォリオを作りましょう。

必ずしもクライアントワークだけを載せる必要はない

必ずしもクライアントワーク(=報酬をもらって制作したもの)だけを載せる必要はありません。

プライベートで作ったもので、あなたのテイストや得意なことが伝わりやすいものがあれば、どんどん載せましょう。

クライアントワークは、必ずしもあなたのデザインスキルが十分発揮できるものとは限りません。

商品・サービスの性質上、あえて「外す」必要があるときもありますし、こちらから提案したとしても、最終的にはクライアントの意向に沿った形で制作を進めざるを得ないときもあります。

その点プライベートワークでは、サイトのコンセプトや設計も自由に決められます。ポートフォリオ用に架空の設定や商品を販売するデモサイトを制作してもいいですし、場合によってはコーディングまでせずデザインのみ制作して見せてもいいわけです。

もしあなたのプライベートワークで収益化までできているものがあれば、説得力は大きくなります。

どのようなコンセプトで、なぜそのような設計にしたのかなどを説明できれば、クライアントもあなたを信頼してくれるようになるでしょう。

量は「質」につながる

これはデジハリの講義で聞いたことですが、はじめのうちは「とにかく数を作ること」がとても大事です。

「量質転化」という言葉という言葉がありますが、たくさんこなすことで質がよくなっていくというような意味です。

Webデザインに限った話ではないですが、どんなに才能やセンスがあったとしても、はじめのうちはうまくなくて当たり前です。たくさん手を動かして経験を積むことで作るものの質が上がっていきます。

もちろん才能に恵まれていれば、その分成長は早いでしょうが、大事なのは数をこなすことで、どんな人でも自分の能力を伸ばしていけるということです。

実は僕は、デザインをしっかりと学んだことはありませんし、制作会社での実務経験もありません。基本独学で、自分の知識の穴を埋めるためにデジハリのオンラインスクールを受講した程度です。

結局僕はディレクションやプログラミングの方がメインになりましたが、この「手を動かすことで自分を磨いていける」という言葉には何度も勇気づけられましたし、今でも自分の中の大きな指針になっています。

また、量をこなすことのもう一つのメリットとして、それを見せることで相手に「熱量」を伝えられるという点があります。

たくさん作って、それをポートフォリオとしてクライアントに見せる。そうすると、その制作物の数によって相手にあなたのWebデザインに対する想いとか情熱みたいなものを伝えることができます。

特に経営者の人には、そういうものを重要視している人が多い印象です。当たり前ですが、熱い想いもなく会社を経営していけるわけはありませんので。

そういう意味でも、まずはたくさん作ってみることをおすすめします。むしろ、あまり仕事がない時期の方がチャンスかもしれません。

待っていても仕事は来ない!自分からアクションを起こそう

ひたすら待っていても仕事はきません。

理由は簡単で、なぜならあなたのことをまだ誰も知らないから。

それならば、まずはWebデザイナーである自分の存在を知ってもらいましょう。

フリーランスになるならば、営業は避けられません。クリエイター系の仕事の人には営業に苦手意識を持っている人が多い印象ですが、まず知ってもらいたいのは「営業がうまい必要はない」ということです。

上でも言ったように、ここでも「数をこなすこと」が大事です。

この段階でのゴール(目標)は、とりあえずあなたのことを知ってもらうこと。実際のところ、コンタクトをとってしばらく経ったあとに案件の相談が来ることもよくあります。すぐに反応がなくてもめげずに取り組みましょう。

フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方

フリーランスWebデザイナーが仕事をとっていくために、まずは以下の4つを試してみてください。

  1. クラウドソーシング・案件情報サイト
  2. メールを送ってみる
  3. 既存クライアントからの紹介
  4. 制作会社など同業者からの依頼

では、ひとつずつ見ていきたいと思います。

クラウドソーシング・案件情報サイト

もっともハードルが低いのは、クラウドソーシングでの仕事獲得です。

ランサーズクラウドワークスが有名ですので、両方とも登録してWebデザイン系の案件を見ていきましょう。その中で興味のあるもの・自分にできそうなものがあればどんどん応募してみましょう。

なお、上記のクラウドソーシングサービスに掲載されている案件が、総じて単価は低めです。その代わり、

  • 難易度が高くない
  • いろいろな内容の仕事がある

というメリットがあります。スキルを磨くためにも積極的に応募してみましょう。

クラウドソーシングで自信がついてきたら、今度はクラウドテックレバテックフリーランスなどの案件情報サイトを利用してみましょう。

これらのサイトは簡単に言えばクラウドソーシングサービスの上位版みたいな感じで、単価も高く、案件の質もいいです。

ただ、その分仕事内容が難しい傾向はありますので、応募の前に募集内容をよく確認しましょう。また、これらの案件情報サイトではクライアント先に常駐するような業務形態の募集が多いです。在宅やリモートワークで働きたい人はその点も確認しておきましょう。

なお、常駐で募集をかけていても、要望として伝えれば在宅・リモートワークを了承してくれる会社もあります。面談時に相談してみるのもアリかもしれません。

メールを送ってみる

クラウドソーシングサービスを利用するよりもちょっと勇気が必要ですが、ニーズのありそう(=クライアントになりそう)な会社やお店などのホームページからメールでコンタクトを取ってみる方法です。

この方法は、たくさんメールを送ってみるという考えも重要ですが、それ以上にその会社やお店のことを好きになれそうか、長く付き合っていきたいと思えるかということが大切です。

理想としては「この会社のホームページを作ってみたい」と思えることです。

なお当たり前ですが、ホームページからメールで… ということはほとんどがホームページのリニューアルという形での提案ということになります。

なので、その際には失礼にならない範囲で現行ホームページの問題点・改善点などをメールで伝えるようにしてもいいでしょう。

また、見るからにホームページが古いとか素人が作っているという場合も狙い目です。

業者に依頼してちゃんとしたものを作りたいとか、もっとWebを活用したいと考えているケースが多いからです。

ちなみにメールで仕事を開拓する際には「月〇件成約」というような目標の立て方はしない方がいいです。

理由についてはこちらの「月収100万円」なんて無意味?!確実に成果を出すための行動ベース目標設定法でお話ししていますので、読んでみてください。

既存クライアントからの紹介

クラウドソーシングサービスやメールなどでどんどん仕事をとっていくと、それはそのままあなたの仕事上の人脈形成につながります。

ひとつひとつの案件に誠実に取り組むことが前提ですが、そうすることで既存のクライアントから新しいクライアントを紹介してもらえることがあります。

こうなってくると、だいたいの場合、同時に何件も仕事を抱えて忙しくなってくると思います。

そのまま自分だけで頑張ってもいいですが、ずっと忙しくしているのは身体を壊す原因になります。

実際、僕の周りでも働き過ぎで腰痛になったりヘルニアになったり、運動不足で健康診断で引っかかったりという人がチラホラいます。

そうならないためにも、ある程度のところでセーブできるよう「外注化」を検討してみましょう。

つまり、あなたが今抱えている案件の一部を代わりに対応してくれる同業者を探してみるのです。

以前は応募する側でしたが、今度はあなたがクラウドソーシングサービスを使って同業者を募集してみてください。

以前のあなたのように、仕事を探しているフリーランスは大勢います。

自分を合いそうな人からの応募があったら、どんどん仕事をお願いするようにしましょう。

そうすることで、お互いにメリットのある関係を築くことができます。

制作会社など同業者からの依頼

これまで紹介してきたような形で仕事を開拓していくと、制作会社や同業者とのつながりができてきます。

中には、そこから継続的に依頼が来たり、ときには制作チームのような形で、ガッチリとタッグを組んで仕事をするようなパートナーができます。

そうやって仕事ができるようになると、一人でやっていたときにはできなかったような大規模案件に携われたり、自分のスキルでは手が出せなかったような案件にもチャレンジできるようになります。

同業者とつながるメリットは、自分の得意分野を活かせることと、逆に苦手なことはそれが得意な人に任せることができるという点です。

そうすれば、それぞれ得意なことに注力できるため、みんなが最大限パフォーマンスを発揮できますし、ひいてはクライアントに質の高いものを納品できるようになるわけです。

ただ、注意してほしいのは、チームを組みたいがあまり安易につながりすぎないということです。

僕の場合は、一時期営業を外注していたことがありました。

はじめはそれなりにうまく回っていましたが、あるときから歯車が狂い、最終的には営業マンが仕事を放り出してインドネシアに遊びに行ってしまったことがきっかけでチームを解消しました。

このように、フリーランスは働き方が自由な分、無責任な人もいます。どのような人とつながるか、相手の人間性や能力を十分みて決めてもらえればと思います。

ブログで情報発信(中長期戦略)

最後に、即効性はないですがブログでの情報発信も効果的です。

またまた僕の話で恐縮ですが、あるテーマを扱ったブログを1年間かけて毎日更新したところ、一時期は月間20万PVにまで成長しました。

現在は更新間隔があき、以前ほどのPVもないですがそれでも毎月安定して収益が上がっています。

すぐに結果が出るわけではありませんが、地道に情報発信をすることで将来的に大きなリターン(=安定した集客力)が返ってきます。

こういう媒体を持っていると、毎月何かしらの依頼は来るようになるため、不測の事態が起こったときの大きな助けになります。

是非今のうちから準備しておくことをおすすめします。

まとめ

以上、フリーランスWebデザイナーが未経験から仕事を取りに行くための戦略でした。

ここで紹介した方法以外にも、フリーランスが仕事をとる方法はあると思います。中には、もっと器用に仕事をとれる人もいるかもしれません。

でもここで紹介した内容は、

  • 社交的じゃない
  • 人見知りする
  • 一人の時間を大切にしたい

というタイプの僕でもできた・やっている方法です。

クリエイターには僕と似たような性格の人も多いと思いますので、よかったら参考にしてみてください。

柴田竹思

柴田竹思

ベトナム在住Web系フリーランス。有名企業から個人事業まで、いろんなウェブサイトを制作してます。これまで400弱くらい作りました。一年中WordPressばっかりいじってます。

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