フリーランスが「仕事がない!」というときの打開策【経験談】

2019.10.20 フリーランス
フリーランスが「仕事がない!」というときの打開策【経験談】

フリーランスにとって「仕事がない!」というのは、よくある悩みです。

僕自身、フリーランスになりたての頃はまったく仕事がなく、とにかくジタバタしていました。

今回はそういう経験から、フリーランスが「仕事がない!」というときの打開策や、そうならないためにやっておいた方がいいことについてお伝えしていきます。

フリーランスなら「仕事がない!」という経験は誰しもある(たぶん)

「案件獲得はすべてエージェント頼み」というWeb系フリーランスを除けば、ほとんどのフリーランサーは「仕事がない!」という経験をしたことがあると思います。

特にフリーランスになりたての頃は、クライアントやフリーランス仲間とのつながりもあまりないので、そもそも仕事が入ってきづらい状態です。

そのため、会社員時代にその辺の土台を作っておくとか、しっかり準備してから独立した方がいいわけですね。

また、しばらく順調に来ていたのに、あるときからパッタリと仕事がなくなるというケースもあります。

では仕事がなくなったとき、どうすればいいのか?

僕の経験を踏まえて考えてみたいと思います。

仕事がないときはどうすればいい?

まずは落ち着け

受注が立て込んで必死に目の前の仕事を片付けていたら、気づけば仕事がなくなっていた……

そんなことになったら、かなりパニックになりますよね。

パニックになると、どんな優秀な人でも思考停止してしまいます。

まずい状況を切り開かなくてはいけないときに、これではマズいですよね。

大事なのは、そういうときほど落ち着くこと。

「『落ち着け』と言われて落ち着けたら世話ないわ」と思われるかもしれませんが、実は落ち着くための、というか精神を安定させる簡単な方法があります。

それが「ランニング」と「瞑想」です。

ランニングすると脳の前頭葉が活性化するのですが、この前頭葉は発想力、思考力、感情などを司っています。

まさに思考停止状態を脱け出すのに効果的ですよね。

またランニングすることで、セロトニンというホルモンが分泌されます。

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させる働きがあります。

次に、瞑想です。

瞑想というと先入観ガッチガチの人は「宗教っぽい」みたいに敬遠してしまいますが、瞑想にもセロトニンを分泌させる効果があることが実験で分かっています。

やり方も別に難しいことはなく、楽な姿勢で座って目をつむり、呼吸に意識を集中するだけ。

できるだけゆっくり深く呼吸をする方がいいみたいです。

5分とかでも効果を実感できますので、是非試してみてください。

実は、この「落ち着く」という作業はかなり大事で、問題に直面して焦っている状態だと視野狭窄してしまい、普段はしないような判断ミスをしたり、ろくなアイディアが出てこなくなります。

「仕事がない!」という状況は、仕事が立て込んで営業活動できなかったとか、本当にたまたま受注のないタイミングだったとか、余裕で対処可能だったり一時的なものだったりすることがよくあります。

いつも通りの判断ができれば、「じゃあ営業頑張ろうかな」とか「この際しばらく休んじゃおうかな」と考えることができるのですが、パニックになって思考力が落ちると、ただアワアワするだけになってしまいます。

ですので、まずはいつも通りのパフォーマンスを発揮できるよう、心の状態を整えましょう。

フリーランス仲間の「横のつながり」で仕事を紹介してもらう

僕の経験上、もっとも仕事が発生しやすいのが、フリーランス仲間など「横のつながり」を当たってみることです。

以前一緒に仕事をしたことがあるフリーランサーや、制作会社の担当者などにコンタクトをとってみましょう。

特に、しばらく音沙汰なかった人に連絡してみるのがおすすめです。

基本的にみんな忙しいので、一時期はよく連絡取り合っていたけれど、毎日の業務に追われるうちにだんだん疎遠になってしまう、なんてこともあります。

久しぶりに連絡してみれば、「丁度よかった!」と仕事を頼まれたり、さらに別の知り合いを紹介してくれる人もいます。

相手に何か思うところがあって避けられていた場合は別ですが、多くの場合は「何となく」疎遠になってしまっていることがほとんどです。

こちらから連絡することで相手との心的距離も縮まりますし、今後何かあったときにも思い出してもらいやすくなります。

またこういうのはお互い様なので、時期によってはこちらが忙しくて相手は仕事がない、というときもあります。

そういうときにはこちらから仕事を頼んだり、長期的なWin-Winの関係を築ければベストですね。

自分で営業して仕事を獲ってくる

多分誰でも思いつく方法ですが、自分で営業して仕事を獲得する方法です。

営業すると聞くと、「自分にはできない……」と苦手意識のある人も多いと思いますが、何もゴリゴリの営業の人みたいに飛び込み営業する必要はありません。

やりたければ電話営業でもいいかもしれませんが、基本的には相手の時間を極力奪わないメール営業がおすすめです。

ネットなどでWeb制作会社を検索して、気になるところにメールを送ってみましょう。

忙しいところは慢性的に人手が足りていないので、わりとすぐ発注してくれるところもあります。

メール営業のいい点は、相手がこちらを必要としていない場合に「断る」というストレスをかけないことです。

直接訪問や電話営業の場合、どうしても気を遣わせてしまいますが、メールであれば無視されるだけですので。

また相手からリアクションがなかったからと言って、落ち込む必要はありません。

Web制作はデザインなどクリエイティブが絡むので、どうしても合う・合わないはあります。

実際、ある会社には「デザインがちょっと……」と言われても、別の会社には「デザインがいいね!」と気に入ってもらえるということはよくあります。

なので、無駄に「自分にはセンスやスキルがないんだ……」とガッカリせず、受注につながるまで次々いきましょう。

またメールを送ってすぐに返信がなかったとしても、数か月後に連絡が来て受注につながった、というケースもあります。

大事なのは相手にニーズが発生したときに自分のことを思い出してもらうことなので、日頃から気になった会社にはどんどんコンタクトを取るようにしておくといいでしょう。

営業できないならエージェントを頼るのが確実

どうしても営業が苦手という人は、フリーランス専門のエージェントを頼るのが確実だと思います。

デザイナーやエンジニアには営業できない・したくないという人も多いですが、そこはエージェントを頼ることで解決できます。

何しろ営業のプロなわけなので、自分にピッタリの案件を紹介してくれます。

また自分で営業する場合には条件の交渉に時間がかかってしまったり、付随する業務がたくさん発生したりということもあります。

その点、エージェントにお願いすれば契約まで専門家にフォローしてもらえるので安心です。

ただ長期的に考えれば、営業力を身につけておくメリットは大きいですし、何より「自分で仕事を獲れる」というのは自信、ひいては精神安定につながります。

エージェントはフリーランスにとって心強い味方ではありますが、任せっきりにするのではなく、他にも選択肢を用意しておけるようにしましょう。

番外編:キャッシュがないときの裏ワザ

「仕事がない!」という場合、ときには近々の支払いも厳しいという状況もあり得るかもしれません。

そんなときの裏ワザ(というほどでもないですが)をご紹介します。

結論から言えば、短納期で納品後即支払いの案件を優先して受注するわけですが、こうすれば最短で現金を手に入れることができます。

一件ごとの単価はあまり高くないかもしれませんが、単純なコーディング案件などは作業に時間も掛かりませんし、ある程度の数をこなすこともできます。

スキルの熟練度にもよるのかもしれませんが、数万~十数万円程度であれば1~2週間で稼ぐことも不可能ではありません。

ただスキルの向上とかはほぼ期待できませんので、いつもこればっかりになってしまうと危険です。

空き時間の有効活用とか、緊急時の裏ワザとして覚えておく程度にしておくといいかと思います。

「仕事がない!」という事態にならないために

そもそも、仕事がないという状況にならないことが一番ですよね。

ということで次は、そうならないように心がけておきたいことをご紹介します。

取引先を複数確保しておく

地道に取引先を開拓していると、中には頻繁に案件を振ってくれる会社に出会います。

正直、そこからの仕事だけでわりと忙しいし、生活もできてしまう。

しかも関係も良好で仕事もやりやすいとくれば、もうその会社との仕事一本に絞ってしまってもいいんじゃないかと思うかもしれません。

でも僕の経験上、取引先を一つに絞るのはおすすめしません。

現状どれだけいい関係が築けていても、将来的にもその関係を維持できるのかは誰にも分かりません。

先方の担当者が変われば関係が変わってしまうことだってあり得ますし、もしかしたらその会社の売り上げが激減し、こちらへの発注がなくなる可能性だってゼロではないからです。

そのため、リスク分散の意味でも少なくとも3社以上、継続的に取引しているような状態を維持するようにした方がいいです。

あまりに1社からの仕事に比重が偏っている場合は、担当の方と相談して仕事量を調整しておきましょう。

そうすれば、万が一どこかの取引先からの発注がなくなっても、それで途端に「まったく仕事がない!」という状態になることは避けられます。

サボらず継続的な営業活動

案件が重なると目の前の仕事に追われ、ついつい後回しにしてしまうかもしれませんが、継続的に営業活動するようにしましょう。

「1日に〇件は新規営業する」みたいな感じで毎日のルーティーンの中に営業活動を組み込んでしまうのが一番ストレスの掛からないやり方ではないかと思います。

ただ、フリーランスは基本的に自分一人で作業することになるため、あまり営業しすぎると仕事を獲りすぎてキャパオーバーになってしまうこともあります。

そういうときはさらに自分からフリーランス仲間に仕事を振ることで乗り切れることもありますが、契約内容によってはそれもNGな場合もあるので注意が必要です。

なので仕事の進捗を見ながら、しかるべきタイミングで営業活動するようにするといいかと思います。

ニーズのあるスキルを磨き続ける

フリーランスとひとことで言っても仕事内容は人それぞれなので一概に言えませんが、現在から将来にわたってニーズの見込めそうなスキルを磨き続ける意識を持ちましょう。

エンジニアの人だと新しいプログラミング言語を覚えるとか、Webデザイナーの人だと紙のデザインもできるようになろうとかJavaScriptもっと使えるようになろうとか、言ってみれば「今、自分ができることの延長線上」にスキルを伸ばそうと考えるかもしれません。

それでもいいんですが、もしかしたらまったく別の分野のスキルを伸ばして、もとからあるスキルと組み合わせることで強力な武器を手に入れることができるかもしれません。

いろんなエンジニアやデザイナーと話して思うのは、あまりマーケティング的な思考をしている人が多くないなということです。

どうしても自分が主戦場としている分野での難易度にばかりこだわってしまうのも分からなくはないですが、そこを突き詰めることが本当にニーズをカバーすることなのかは定期的に振り返った方がいいのかもしれません。

「自分は仕事が獲れて当たり前」というマインド

「俺が仕事を獲れないはずがない。仕事が来て当たり前なんだ」という意識を持ちましょう。

こういうと「傲慢になれってこと?」と思われるかもしれませんが、決してそういうことではなく、自分の能力やこれまでやってきたことを信じましょうということです。

「自分は必要とされていないのかもしれない」なんて考え始めれば、すべてのことに対して消極的になってしまいます。

フリーランスは、行動してこそ道が拓けます。

それなのに肝心の行動力がなくなってしまえば、事態はさらによくない方向へ進んでしまいます。

自分のビジネスを育てておく

小さくはじめて大きく育てることができるのが、Webの大きなメリットです。

Webに関するスキルを活かして、自分のビジネスをコツコツ育てておくことをおすすめします。

「仕事がない!」という事態に陥ったとき、自分のビジネスから安定的に収益が発生していれば不安はかなり軽減されます。

エンジニアの人なら自前のWebサービスを運営したり、Webデザイナーならメディアを立ち上げて広告収入を狙っていくというのがよくあるパターンじゃないかと思います。

軌道に乗れば、そちらをメイン事業にする選択肢も出てきます。

運の要素や時間が掛かったりということもありますが、地道に試行錯誤しておいた方がいいでしょう。

まとめ

以上、フリーランスが「仕事がない!」というときの打開策でした。

元も子もないかもしれませんが、仕事がない原因は人それぞれです。

もしかしたらスキル不足なのかもしれないし、ただ単にそういうタイミングなのかもしれません。

いずれにしても「今、自分がどういう状況なのか?」を冷静に判断する必要があるため、繰り返しになりますがパニックにならずに心を落ち着けることがもっとも重要です。

個人的には、将来的に時間・場所・人間関係を自分でコントロールできるようになりたいなら、自分で案件を獲得できるくらいの営業力は必須ではないかと思います。

そして自分で仕事を獲得できる自信さえあれば、仕事がない恐怖は大幅に軽減されます。

せっかくですから、「自分で仕事を獲れるフリーランス」を目指して頑張りましょう!

柴田 竹思

柴田 竹思

日本&ベトナム二拠点生活中のWeb系フリーランス。最近は育児6:仕事4のバランスで生活してます。これでもかってくらい奥さんの尻に敷かれてる座布団系男子です。

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